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minneとBASEとハンドメイドアクセサリーのおはなし

minne と BASE と ハンドメイド アクセサリー のことをご紹介していきます。

【 はじめに 】

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corbata pajaritaのハンドメイドアクセサリーの写真

私が ハンドメイド 活動を本格的に始めたのは2017年のこと。

もともと彫金と研磨を勉強していたので、物を作ったりするのはとても好きでした。

物を作っているとそのことに没頭し時間を忘れて集中してしまいます。

その集中する感覚が好きで仕事と家事の間の時間で細々と現在も制作を続けています。

そんな私が最初に始めたSNSはInstagram。

その後販売サイト BASE で販売をスタートし、諸々あって、現在は minne に販売の場を移している途中です。

大抵のハンドメイド作家の方は何かしらのSNSと販売サイトをお持ちのはず。
CreemaやSTORESを使っている方もいらっしゃるかと思います。

昨今は沢山の販売サイトがあります。

私は沢山の販売サイトを使用したわけではありませんが、販売サイトを選ぶ際にきっと皆さん同じことを考えると思います。

選択肢がある分、いったいどこを使うのがいいのだろうと…。

最終的にはご自身にあった販売サイトを利用するのが一番だとは思いますが、
現在迷ってらっしゃる方にむけて、私自身が経験したことを少しではありますがご紹介していきます。

販売手数料などに関しては個々のサイトに記載があるのでこちらでは取り上げませんが、 minne と BASE を実際に使用してみた感想をお伝えしますね。

【 minne メリット・デメリット】

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minneについて

私の考えるminneメリット

・感覚的に操作できる

自身のプロフィールページや商品ページも難しい設定はないので、感覚的に操作ができます。

操作に関しては恐らく他の販売サイトもそんなに変わりはないと思います。

・一般的な認知度が高い(ハンドメイド商品の販売に特化している)

過去にはテレビCMも流れていました。

ハンドメイド販売サイトといえば、minneと代名詞のようになっています。

ハンドメイドを販売している、ハンドメイドに特化しているというのはそういった商品を探している人が訪れる確率も高くなるということ。

売り手と買い手のマッチング率が高い印象です。

・ハンドメイド作家へのサポート、フォロー体制

写真の撮り方や制作、売り方などに関して本も出ていますし、作家側へのフォローが厚い印象です。

特集を組み、その特集に合った作家さんをピックアップするなどサポート体制もあります。

・ほかの販売サイトと比べて問い合わせの返答が比較的早く、丁寧だった

過去に3回ほど問い合わせを利用しました。

問い合わせの返答はその時の混雑状況などもあると思うので一概には言えませんが、早いときで1日かからず遅くも3日以内に返答がありました。

返答はこちらの意図をしっかり汲み取ってくれていました。

(質問にきちんと返答するということ、これ普通だと思っていたのですが、そうではないサイトもあるので特記しました。)

InstagramのプロフィールページにminneのURLは貼れる

Instagramはプロフィール部分に自身のサイトURLなどを貼れますが、minneのアドレスは問題なく貼れました。

(URLなんて貼れて当たり前でしょ、と思う方いらっしゃるかもしれませんが、Instagram側から不正アドレスと見なされるドメインもあるのです…)

minne 注意点

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minneで気を付けたいこと

利用する上で注意したいこと

・出品数が多いため埋もれやすい(差別化がしづらい)

とにかく同業他社、出品数が多いので、その中で突出することが難しいです。

・他の販売サイトよりも価格割れが起こっているイメージ

同業他社との差別化のために価格がどんどん下がっているイメージがあります。

私の個人的なイメージですが、Creemaはminneよりもプロ寄りの販売サイトだと考えています。

実際職人のような方が多く出品しているイメージで、minneよりも制作レベルが全体的に高い印象。

(もちろんminneにも制作レベルが高い方は沢山いらっしゃいますし、制作を職業にされているような方もいらっしゃいます。)

またBASEは既製品の販売を生業としている方が出品をしている販売サイトといったイメージ。

楽天などへの出店の簡易版とでも言いましょうか。

楽天を利用するほど商品数はないがネットで販売したいとか、どの程度売れるかやってみたいといった事業主や個人の販売者が多い印象です。

そういった方々は仕入れ値があって工賃があって時間がどれだけかかって…といったことをきちんと加味した値付けをしてらっしゃいますが、minneは個人で制作・販売をしている方が多く、BASEよりも価格割れが起こりやすい環境のように思います。

・分析ツールがもう一息

minneには作家側のページに分析という項目があるものの、商品を見た人の人数や、どのタグで流入があったかといった簡単な分析のみの為、調べられる情報が不十分な印象。

◇ミンネの出店に関して詳しく知りたい方はこちら→

【 BASE メリット・デメリット 】

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BASEについて

私の考えるBASEメリット

・感覚的に操作できる

自身のプロフィールページや商品ページも難しい設定はないので、感覚的に操作ができます。

操作に関しては恐らく他の販売サイトもそんなに変わりはないと思います。

・沢山のひな型が用意されている

商品にあったデザインでページを作れるひな型がたくさん用意されています。

無料のひな型もあるのでひな型に添って写真や文章をはめ込んでいけば、簡単にサイトが出来上がります。

初めて作る方でも迷うことはまずないかと思います。

・自身に必要なAppsを取捨選択できる

自身のサイト構築に必要な機能を選べます。

Appsの中には有料のものもありますが、基本的な機能は無料で揃うので安心です。

・Googleアナリティクスが使える

GoogleアナリティクスのAppがあり無料でつかえます。

アナリティクスについて多少勉強する必要もありますが、コンバージョンレートやどういった客層が見に来ていて、滞在時間がどれくらいかなど細かい分析が可能です。

・作家へのサポート体制

時々販売講座や写真撮影の講座などの案内がメールがくるのでこういったサポートが欲しい方には心強いですね。

BASE 注意点

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BASEで気をつけたいこと

利用する上で注意したいこと

・ハンドメイドの販売よりも既存店の方がネットショップとして利用するケースが多い

先ほども少し触れましたが、既製品を販売してらっしゃる店舗がネットショップとして利用している場合があります。

(これはSTORESなども同じ印象)

そのためハンドメイドの販売に特化したサイトというイメージが特に強いというわけではなく、ハンドメイドの販売をしたい場合はサイトを見に来る人のニーズと合わない可能性があります。

・売上金の振込期限が限られていた

過去にはBASEは売上が溶けるといわれ、ネットでも一時期よく取り上げられていました。

売上金は一定金額以下だと口座への振込手数料がかかります。

そのため、売上金を手数料がかからない金額まで貯めておこうと思うのは一般的な心理。

ですが、なかなか売り上げがたたなかったり、売上を忘れてしまったり、個々に様々なパターンがありますが、BASEの定めた期間を過ぎてしまうと、貯めてあったはずの売上金がゼロになってしまうという現象が過去におきていたそうです。

現在は振込期間はなくなったようなので、改善されているはずです。

・マンパワー不足?

問い合わせをしても質問の意図に沿った答えをしてくれていない場合も…。

質問の返答は1~3日程度だったかと思います。

急成長した会社だけに忙しすぎるのか、的外れな返答が定型文のコピーアンドペーストで戻ってきた印象があります。

2~3度ほどそういったやり取りをした後に、あきらめたのを覚えています。

現在は改善されている可能性もありますが、これからに期待です。

・BASEの無料ドメインはInstagram側から不正アドレスと見なされた

Instagramのプロフィール トップに自身のサイトURLなどを貼れますが、
BASEの無料ドメイン(base.in)はある日突然、Instagram側から不正アドレスと見なされました。

2019年にInstagramのアップデートがかかり、規制が強くなったためです。

当時のInstagramは、だいぶ好き勝手しているアカウントが大量に存在していましたし、フォロワーを増やすためのアプリなども出回っていましたから、そういったものを一掃する為に必要な措置であったと思います。

作家にとってはアカウントを見る人を増やす・集客するということが一番の難問でもあるので、そういったアプリを使用することは一概に悪いとは言えませんが、そういったことをせずに地道に継続していくというのは本当に大変なことです。

(現在では過去にInstagramでフォロワーを買ったことがあるアカウントかどうか、調べられるツールもあります。)

しかし先述のアップデート後、Instagramでフォロワーやいいねを購入したことがなくても、BASEの無料アドレスに不正な要素がなくとも、そのアドレスを貼っている限り、Instagramで新しい投稿はできなくなりました。

そればかりか私のアカウントはアカウント自体が停止になり、それによって2週間ほどInstagramでは何もできなくなったのです…。

BASE運営側は対策としてInstagramへ申し立てをしたようですが、これは恐らく今後も改善されないのでは…と思います。

そもそも無料ドメインなので文句の言いようもないのですが…私はこれでかなりの痛手を負いました。

問題が起こった際にはBASEの無料ドメインについて書いているサイトがなく、全然原因が掴めずとても苦労しました。

ですので過去の事例の1つとして知ってもらうのは、大切だと思いこのことを記録しておきます。

◇BASEの出店に関して詳しく知りたい方はこちら→

【 まとめ 】

いかがでしたでしょうか。

ザーッとこれまでに体験したことをご紹介してきました。

私は情報の発信にはこれまで基本的にInstagramを利用してきました。

そのため記載したURLが不正だと認識されてアカウントが停止されることは何よりも恐怖を感じました。

しかも自身では何も手を打つことができないという状況。

あの時に改めて独自ドメインの大切さ、きちんとしたホームページの必要性を考えさせられました。

そして現在に至ります。

もしご自身でホームページを作り、ページ内にカートシステムを入れれるような方であれば、恐らくどの販売サイトを利用しよう、と考えることはないでしょう。

もしくは外注してそういったサイトを制作できる予算を持ってらっしゃる作家さんなら。

ですがハンドメイドをしている方であれば、多くの作家さんはコストを抑えたいと考えると思います。

私ももちろんそう考えていますし、セキュリティの面からもカートは外部の信頼できる販売サイトを利用しています。

お客さまのカード情報などが漏れることになるのはあってはならないことですし、そういった面でセキュリティはやはり信頼できるカートシステムを選びたいと思います。

販売するものにもよりますが、私としてはやはりハンドメイドの販売であればminneやCreemaが向いていると思います。

実績があるサイトは問題が起こりづらいので、安定して物を販売することに専念できると思います。

そしてやはり売り手と買い手のニーズが合致することが販売していくうえで重要だと感じています。

さらに情報発信をする上では、ひとつの媒体に頼りきらないこともとても大切です。

販売や制作に専念できる環境が整えば、あとはそこの中でどうやって他の作家さんと差別化するか。

これ、本当に大きな問題ですよね。

技術や商品だけで、売れる訳ではない難しさ。

写真が良ければ、商品が良ければ、売れる時代は終わっています。

むしろ写真だって、商品だって良くて当たり前。

どこからどこまでを「ハンドメイド」と言うかもデリケートかつ、難しい問題でもありますし、なかなか悩ましい業界です。

差別化に関しては現在私もいろいろと試している最中なのでご紹介はまだできませんが、何かしらまた追記していきたいと思います。

今回は minne と BASE と ハンドメイド アクセサリー についてご紹介しました。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

◇写真撮影に関してもご紹介しています。よろしければぜひそちらもご覧ください。