結婚式にはNGである アクセサリー もあります。
今回は 結婚式 の マナー とともにご紹介していきます。
【 はじめに 】

華やかな席にお呼ばれするとき、洋服やアクセサリーのコーディネイトは悩むところですよね。
招待された結婚式でもコーディネイトに迷うのに、ご自身の結婚式であったらどうでしょうか。
きっとお呼ばれの何倍も何十倍も迷って、悩んで、選びますよね。
最近ではハンドメイドのアクセサリーでも、結婚式に着けられそうな華やかで素敵なお品物が増えてきています。
ですが、結婚式のマナーは意外と厳しかったりもするんです。
結婚式は新郎新婦やその家族も参加するもの。
そうなると、参加する人の年齢層も幅広いですし、マナー違反に厳しい目を持っている方もいらっしゃいます。
そんな場で失敗してしまうのは、ご自身が新郎新婦の場合は一生に一度の晴れ舞台を台無しにしてしまう可能性もありますよね。
お呼ばれする場合も、主役の新郎新婦に恥をかかせてしまうこともあるかもしれません。
今回は気を付けたい、知っておいて損はない アクセサリー と 結婚式 の マナー についてご紹介します。
【 基本のマナー 】

以前にこちらのブログでも少し触れていますが、まずは結婚式などの基本的なマナーから。
◇以前にご紹介したブログではフェイクパールが使えるシーン、使えないシーンについて書いてます。→
ではどんなものは良くて、どんなものがNGか詳しく見ていきましょう。
NGなもの
・主役の花嫁さんが身に着けるイメージのあるもの
結婚式の主役はもちろん、花嫁さん。
花嫁さんを立てるのがマナーです。
そのため花嫁さんよりも目立つようなものや、色やアイテムが花嫁さんと被るのはNGです。
着る洋服はもちろんアクセサリーなどの装飾品の色や形がかぶったり、花嫁さんより華美になりすぎるのは良くないとされています。
ゲストとして呼ばれている場合は花嫁さんの衣装のイメージのある、白のドレスや白のアクセサリー、レースなどは避けましょう。
唯一の例外は白のパールです。
パールの種類によってはNGとなってしまうので、後程詳しくご紹介します。
・昼の式と夜の式ではドレスコードに違いがあります
昼の結婚式や披露宴ではシックなものを選ぶと良いとされています。
この場合のNGは光もののアクセサリー。
撮影時に太陽の光を反射して、悪影響がでてしまうせいだとか。
このマナーは実際は理由が明確ではないそうなのであまり気にする必要はないという方もいらっしゃいますが、念のためアクセサリーを身に着ける場合は、反射しないかどうかにも気をつけましょう。
キラキラの度合いも花嫁さんより目立たない程度で、品位が保たれていれば問題ない場合もあるようです。
また夜の式の場合は昼間よりも華やかさを意識すると良いとされています。
・季節感が大事
結婚式などでは季節感が大事。
これは季節らしいものを取り入れるということではなく、夏に冬の素材を使ったものを身に着けるのはNGということ。
またその逆もしかり…。
素材やモチーフなど、季節を限定するようなものは季節に合っていない場合は避けた方がいいようです。
・殺生をイメージさせるもの、カジュアルすぎるものはNG
先ほどの季節の話がありますが、冬だからといって毛皮のものなどはNGです。
縁起のいいものであるはずの結婚式。
そこで殺生を連想させる毛皮や羽、革、アニマルモチーフのアイテムは選んではいけません。
またカジュアルなイメージの強い革や布の製品(アクセサリー)も避けましょう。
格式を意識しないカジュアルな結婚式であっても、カジュアルすぎるものだとお祝いの雰囲気が出にくいですし、あまり場にふさわしいとは言えません。
・和装の時はアクセサリーがNG
和装でも合うアクセサリーも今は沢山ありますね。
結婚式であれば、近しい関係であれば和装を選ぶ方も多いはず。
ですが和装の際は、イヤリングやピアス、ネックレス、ブレスレットは身に着けないのがマナーです。
・結婚指輪は例外
先ほど和装にアクセサリーはNGと書きましたが、結婚指輪は問題ありません。
どんなシチュエーションでも結婚指輪だけは外す必要はありません。
【 NGなアイテムはどんなもの? 】

・ヘアアクセサリー
ゲストで呼ばれる際は花嫁さんをイメージさせる生花や造花のアクセサリー(ヘアアクセサリーも含む)はNGなのです。
またゲストの場合は同じようにティアラもNGです。
そしてシュシュやクリップ、リボン型のヘアアクセサリーは、結婚式では身に着けないようにしましょう。
結婚式はフォーマルな場であるため、「カジュアル」なものとされるヘアアクセサリーは不相応であるとされているのです。
・ピアスやイヤリング
身に着けると一気に顔回りの明るくなるピアスやイヤリング。
普段身に着けることのない方も、結婚式にはつける方も多いアイテムだと思います。
しかし実はこれらも細やかな決まり事が…。
光を反射するようなアクセサリーや宝石
写真撮影で悪影響があったり、ピアスやイヤリングだけが目立ってしまい、式にはふさわしくないと取られる場合も。
大きくて揺れるデザインのピアスやイヤリング
「揺れる」「揺らぐ」という言葉が、結婚生活が安定しないという悪いイメージを連想させることもあるため、縁起を担ぐ意味でも避けましょう。
ピアスホールの数にも注意が必要
沢山のピアスホールがあいている方もいらっしゃいますよね。
しかしあいてる数だけピアスをつけることは、結婚式では良いとされません。
基本的には左右1つずつが良いようです。
・ネックレス
光を反射するようなアクセサリーや宝石
できるだけ華奢なデザインのものが好まれます。
宝石なども小ぶりのものが良いとされます。
重なるネックレス?
過去には2連、3連になっているネックレスはNGとされたこともありました。
これは結婚が重なる=離婚を連想させると考えられていたため。
ですが現在では良いことが重なる、といった解釈になり存在感が出すぎなければOKといわれます。
・ブレスレットやバングル、腕時計
基本的には華奢なデザインのものやパールが良いとされています。
身に着ける場合は大振りなものではなく、控えめなものを。
バングルはNG
華奢なブレスレットなどの重ね付けは問題ありませんが、存在感のあるバングルはNGです。
腕時計
女性は腕時計もNGと言われています。
時間に遅れたくないなどの理由から、腕時計を身に着けるのが習慣になっている方も多いでしょうが、式場内では外すようにした方がよいでしょう。
腕時計をしているというのは時間を気にしていると取られ、早く帰りたい、祝う気持ちが薄い、と取られてしまう可能性があります。
【 結婚式の定番 パールのあれこれ 】

結婚式の定番といえば、真珠・パール。
パールと一言で言っても、種類はとても沢山。
◇パールの種類についてはコチラをどうぞ。→
そんなパールも実はOKなもの、NGなものが存在します。
では一体何が良くて、何が駄目なのでしょうか。
パールの種類
基本的には天然パールが良いですが、淡水パール、アコヤ、南洋パールであればつけてOKと言われています。
パールの色
ブラックのパールやバロックパールはNGと言われます。
アクセサリーに限ったことではありませんが、黒というとお葬式を連想させるため基本的には避ける傾向にあるといわれます。
本来ならば黒蝶真珠のように高価なものを葬儀に着用するのは逆にNGですし、結婚式に黒真珠は問題ないのです。
しかし年配の人ほど黒の真珠はお葬式のものであると気にする傾向にあり、結婚式では不快に感じる方もいらっしゃるので避ける方が無難であるということです。
また黒い色の宝石も同じ理由で結婚式には不相応と言われます。
結婚式にはホワイトやピンクがかったホワイトのパールが良いでしょう。
いびつな形の淡水パール
結婚式では丸いパールがマナーとされています。
丸いパールと並べた際にいびつな形のパールはカジュアルな雰囲気があるため、フォーマルな席には不向きであるとされます。
模造(イミテーション)パール
ガラスパールやプラスチックパール、貝パールやコットンパールは実はNGなんです。
近年、イミテーションのパールの質は向上しているため少し見ただけでは本物と見分けがつかないようなものもあります。
ですがやはり模造・イミテーション・フェイクというものが、結婚式にはふさわしくないとされているので、選ばない方が無難です。
昨今はイミテーションパールのアクセサリーの選択肢がとても多いです。
本来なら結婚式にはNGなイミテーションですが、花嫁さん自身が選ぶケースも増えています。
これはお値段的にもパールに比べて安価である点や、大振りのデザインでも軽いといった利点があるため。
この辺りは式の格式にも関係してきます。
会場の雰囲気やゲストの顔ぶれによってはOKとする場合も増えています。
友人ばかりのカジュアルな結婚式であったり、レストランウェディングや二次会であれば、イミテーションでも問題ないケースも出てきています。
しかし結婚式に行くまで、どういった式かわからない場合もありますよね。
そんな時は招待状をチェックして会場を調べてみてください。
会場がとても格式のある場であればそういったアイテムは避けた方がいいですが、レストランやゲストハウスのような場所であれば、イミテーションを着けても良いシチュエーションもあります。
また招待状にドレスコードが書かれている場合や、パーティのコンセプトを記載している結婚式もあります。
新郎新婦の職種や友人の雰囲気によっては、マナーよりもファッション性を重んじる結婚式もあるでしょう。
そういった場合にはマナーを遵守しすぎると、新郎新婦の意図を汲み取らない格好で参加し周囲から浮いてしまう可能性もあります。
状況によってできる限りテーマに合わせると、新郎新婦の希望に添うことができますね。
ただ先ほども書きましたが、年配の方ほど格式を気にする傾向にあります。
招待されている顔ぶれにも注意して選ぶようにしてくださいね。
真珠のネックレス、結婚式にふさわしい長さと大きさは?
一般的に冠婚葬祭などのフォーマルな場でふさわしいネックレスの長さは40cm程度です。
またパールの珠の大きさはそんなに気にする方は多くないのですが、フォーマル向きなサイズとしては7~8㎜程度とされています。
華美になりすぎるのが結婚式ではNGですので、大きすぎるサイズは避けた方が良いでしょう。
パール以外に結婚式で身に着けても良い宝石は?
パール以外に結婚式で身に着けてOKな宝石は、サンゴや翡翠など。
基本的にはキラキラと光が反射しすぎないもので、黒の石でなければ問題ないといいます。
【 まとめ 】

今回は アクセサリー と 結婚式 の マナー についてご紹介してきました。
最近は結婚式のスタイルも多様化しています。
以前はNGであった2連3連のネックレスも今ではOKと変化しています。
マナーも時代とともに変化しているんですね。
しかしマナー違反であると花嫁さん本人が知らずに使ってしまっている場合もあります。
販売する側が知らずに販売をしている場合もあります。
花嫁さん本人が理解した上で、あえてそれを選んだり、問題ないと考えるのであればそれはOKだと思います。
しかし結婚式は基本的には一生に一度の晴れ舞台。
知らずに使って、あとから後悔するということがないようにと思いながら僭越ながら書かせていただきました。
招待客にとっては結婚式は新郎新婦を祝うための場で、他の親族や招待客の目もある場所です。
華やかであることと、派手であることは違います。
格式やマナーを重んじる方がまだまだ多いのも、新郎新婦の大切な瞬間を、悔いのないようにしてあげたいという気持ちがあるからこそ。
個性を出すことを考えるよりも、失礼にならないようにマナーを守ったうえでお祝いの気持ちを表すことができたらいいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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