ブローチ を つける位置 の正解は どこなんだろう…、いざブローチやコサージュをつけようとして、一体どこにつけたらいいのか…そんな風に迷ったことはありますか?
ブローチ をつける位置の「基本」は鎖骨の辺り、左右はどちらでも構いません。
今回はつける位置の「基本」から応用、ブローチの意外な楽しみ方まで、ご紹介していきます。
【 はじめに 】

着用するのにハードルが高い?
ブローチはお洒落なマダムが使うもの、そんな風に思っている方は結構多いのではないでしょうか。
どちらかというと、年配の方が愛用している、そんなイメージ。
確かに年が上の方でブローチを愛用されている方は、とても素敵に使ってらっしゃる方が多いです。
そのためにブローチ = 年齢が上の方が使う、といったイメージがついてしまったり、あんなに素敵に着こなすのは私にはハードルが高い、と感じてしまう方がいるのもわかります。
でもそんなことはないんです!
ちょっとしたポイントを押さえるだけで、ブローチは素敵につけていただけます。
リングやネックレス、ピアスやイヤリングとはまた一味違った楽しみ方もできるのがブローチ。
今回はそんなブローチの楽しみ方や魅力を、少しでもお伝え出来たら、と思っています。
【 ブローチの疑問 】

①つけるのは右?左?
まず、右か左か、どちら側につけたらいいか迷いますよね。
これは結論から言ってしまうと、どちらでも構いません。
人の目線は右に集まる、とも言われます。
そのため相手から見たときに右側にくるようにブローチをつけるとよいと言われることも多いです。
これは心理的な効果からみたポイントなので、マナーなどとは関係がありません。
ですので、洋服のバランス、ヘアスタイル、カバンを肩にかけたときに引っかからないように…などなどのポイントを考慮してつけていただくとよいと思います。
ブローチ金具をとめることを考えると、利き手とは反対側の方がつけやすいかもしれません。
②何につける?
◇ブローチの穴が気になる方はまずはこちらをどうぞ→
・ジャケット・スーツ

卒業式・入学式のようなシーンでコサージュやブローチをつける方は多いです。
こういったシーンの主役はお子様なので、お母様はあくまで一歩下がってお子様を引き立てるポジション。
◇卒業式や入学式のお母様のコーディネイトについてはこちらをどうぞ→
きっと周囲の方も黒や紺、白などのスーツで見た目が同じようになってしまいますよね。
卒業式と入学式と、同じジャケットやスーツを着る方も多いと思います。
そんな時、ブローチやコサージュを替えるだけでも印象はグッと変わります。
スーツやジャケットを新調するよりも手軽で、チャレンジしやすいですよ。
卒入学式のような場面でブローチやコサージュをつけるときは、ジャケットやスーツの鎖骨の上あたりに持ってくるのがおススメ。
ブローチやコサージュのサイズにもよりますが、右、左つけたい側の鎖骨の上が基本です。
鎖骨の上でもやや心臓よりの位置(鎖骨を体の中心から腕の方へ辿ってみると、少し窪んだ場所があるのでその辺り)を目安に着けてみましょう。
小さ目のブローチであれば、ブローチの中心が鎖骨の上あたりにくるとバランスが良いでしょう。
大き目のブローチであればそれよりも少し下の位置(ブローチの上部分が鎖骨に来る辺りの位置)がおススメです。
・ニット・カーディガン・ブラウス

シンプルなニットにブローチをつけると、それだけで華やかな印象に。
ちょっとしたカジュアルなパーティならこういった装いで十分な場合もありますね。
つける位置はやはり鎖骨が基本です。
ただ襟ぐりの空き具合で多少位置が変化します。
タートルネックのようなものであれば首元、襟ぐりが大きいものは鎖骨下辺りです。
これはデザインによって変動するので一概にはお伝えできませんが、鎖骨下辺りにつけるような場合は、下になりすぎてしまうとネームプレートのようになってしまいます。
そうなると少々恰好悪いので、できるだけ下になりすぎないようバランスを見てください。


あまり中心部に近い位置につけないよう、腕に近い位置でバランスを見ることが大事です。

またシンプルなVネックやブラウスの中央にブローチをつけることで印象を変えることもできます。
この雰囲気はファッションの系統によっても合う合わないがありますので、お好みで。
・コート

ブローチは顔回りを華やかにするために着用するアクセサリー。
そのためコートの場合もスーツやジャケット同様の位置で着用すると素敵です。
ノーカラーコートであれば鎖骨の下、5~10㎝程度の間でしっくりくる場所を見つけてみてくださいね。
革のコートなどはブローチの針が通らないこともあります。
そんなときはマフラーやストールにブローチをつけるのも◎。
この場合は着脱の際にブローチを落としてしまわないよう、ブローチストッパーを忘れずに使用したり、無くさないようにご注意ください。
※ブローチストッパーとは?

ブローチストッパーはブローチがうっかり落ちてしまうのを防ぐためのアイテム。
こんな風にブローチピンにつけて、ピンが外れてしまっても落下を防いでくれます。
ピアスのシリコンキャッチでも代用が可能ですよ!
(写真はピアスのシリコンキャッチを使用しています。)
◇ブローチストッパーを探してらっしゃる方はこちらをどうぞ→
③ブローチと相性が良いのは?

洋服でも小物でも普段使いなら基本的にはシンプルなデザインのものであれば、ブローチとの相性がいいでしょう。
中にはデザイン性の高い洋服に、ブローチやネックレスなどをあわせてバシッ!と決まる場合もあります。
しかしこれはかなりのお洒落上級者か個性的なファッション感覚の方、はたまたハイブランドのコーディネイトだったりします。
日常で使用していくことを考えるならばブローチをプラスすることで、ワンポイントつけられるような、そんなシンプルなものとあわせていくと華美になりすぎず楽しめます。
④バランス?

ブローチをつけるときは、全体のバランスが大切です。
顔回りを気にしすぎて、小さな鏡でブローチをつけるとちょっと違うな、と感じることもしばしば…。
できれば全身が映る姿見の前でバランスを見ながら着けるようにするとそういった失敗はないですよ。
ブローチをつける基本は鎖骨だと先ほどお伝えしました。
基本に添って鎖骨に近い部分にブローチをつけると、目線が上に集まりやすいという効果もあります。
これは顔回りを華やかにするだけでなく、実は身長を高く見せる効果もあるんです。
身長を高く見せたい方は鎖骨より少し上、小柄にみせたい方は鎖骨より気持ち下と、ブローチをつける位置を色々と試してみるといいかもしれません。
【 ブローチの楽しみ方 】

洋服につけること以外にも、こんな楽しみ方も。
ちょっとしたアイディア次第で、様々な使い方ができるんです。
洋服のつける場所や、他のアクセサリーとの組み合わせを普段と変えるだけでも印象が変わります。
単品では最近まったくつけていないな…なんていう箪笥の肥やしになってしまったブローチもつけ方次第で意外な魅力を再発見できるかもしれません。
普段のお洋服も、ブローチの登場で気持ち新たに着ることができるようになるかもしれません。
ぜひ楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。
・ストールやマフラー

ストールやマフラーを固定するだけでなく、ワンポイントとしても。
・帽子
留め金具によっては帽子につける際に邪魔になることもありますが、留める部分によっては素敵なアクセントに。
・ヘアアクセサリーとして
ヘアゴムにブローチを留めてヘアアクセサリーとして使用することも。
・バックやポーチに

洋服につけるのが抵抗がある方も、布のバックやポーチならつけやすいかもしれません。
・ペンダントトップとして
ブローチ金具によってはそのままチェーンを通せるものもありますし、コンバーターを使用することでネックレスとして楽しむこともできます。
◇コンバーターはこんな感じのものがあります→
・チョーカーとして
重みがそんなにないブローチならば、リボンや革のチョーカーと合わせて楽しむことも。
・飾りベルトとして

大き目なブローチは存在感があるので、シルクコードなどと合わせて飾りベルトとして楽しむことも。
・組み合わせを楽しむ
ブローチ1つだけでなく、大きさやサイズを混ぜていくつかつけるのも楽しいです。
【 まとめ 】

ブローチ を つける位置 の正解は?ということでご紹介してきました。
ブローチをつける位置の基本は鎖骨、と覚えておけば大抵の場合はバランスよくお使い頂けるかと思います。
ただしこれはあくまで基本。
シーンやアイテムで鎖骨の辺り以外の場所につけることにもぜひチャレンジして、新しいバランスを見つけてもらえたらと思います。
昨今は断捨離やシンプルコーデに注目が集まっています。
精鋭だけを残した洋服でのコーデやシンプルなコーデは、場合によっては雰囲気が似通ってしまい、いつも同じ格好をしているような気持になることもしばしば…。
だれかとうっかりおそろいを着てしまっている…なんて日もあったりしますよね。
でも服に新鮮味を感じられないような時も、ブローチを一点投入してみるだけで個性がプラスされたりします。
新しく購入せずとも、使わずにしまい込んでいる、そんなブローチがあればぜひ試してみてくださいね。
ブローチはピアスやイヤリング、ネックレスなどのアイテムに比べるとなんとなく人気のないイメージ。
けれどこの状況は変わってきています。
ブローチを探しているという方もかなり増えてきているんですね。
これはヴィンテージやアンティークの人気が上がってきているのも関係しています。
◇ヴィンテージやアンティークに関してはこちらをどうぞ→
ヴィンテージやアンティークの時代にはブローチもたくさん作られていました。
ですが現存するヴィンテージやアンティークのブローチとの出会いは一期一会です。
そういった機会があったら是非迷うことなく試してみてくださいね。
現代のアクセサリーとはまた違う雰囲気を持つブローチは、きっとご自身の個性を表現するのにピッタリのアイテムになってくれるはずです。